こんにちは、今回の記事では
- バイクのメンテナンスを自分でしてみたいけど、自分にできるかわからない。
- 自分でやれば維持費を安くあげられるって聞くけど、何もわからないし周りに相談できる人もいない。
こういった悩みに答えていきます。
バイクの整備は車体の維持管理が最優先
整備の大前提は費用を安く済ませるためではなく、消耗品の交換や壊れてしまった箇所を直すことです。
自分でメンテナンスをしたことがない人はこの大前提を守れる保証がありません。
確かに自分で整備すればお店より安あがりですが、失敗するかもというデメリットを考慮しないともしもの時に痛い目を見るかもしれません。
できればお店のバイク整備を見学する
きちんと作業を見学させてくれたり、教えてくれるお店を見つけましょう。
出来ないことは仕方がないので一度近くで見ることが大事です。
仮にその時に自分には無理だと感じても、重要な点検箇所を聞くだけでも異常を気付けるようにはなるかもしれません。
どうせお金を払うんですから、初期投資と割り切って色々聞いてみましょう。
その次に用意するのはサービスマニュアル
教えてくれるお店を見つけて、色々勉強を進めて初めて用意するのがサービスマニュアルです。
あなたのバイクに必要な整備が全て書かれている作業手順書のようなものです。
1万円以上するものがほとんどですが、ケチってはいけません。
ネットの知識よりも何倍も価値があります。
私も実際に所有していますが、とても素人じゃできないような作業すら載っています。
それを持ってバイクショップに行けば、鬼に金棒です。
ここからは実体験ですが…
私も過去にですが、ネットの知識や友人を当てにして作業をしたことがあります。
当然ですが見るのとやるのでは全然違います。
ボルト締める緩めるだけで整備はできない、とはそういうことなんだと知りました。
ネジの頭を潰したり、締めすぎてボルトをねじ切ったり、手の付けられないとこまで分解してセンサーを壊してしまったり、
勉強代だけで数万円は払いました。
おまけに自分が壊したせいで乗れない期間まで発生しました。
整備不良で事故を起こさなかったことだけが不幸中の幸いです。
反論ありそうなので…
失敗するのは練習が足りてないからだ
そもそも整備の腕が悪い
自分で整備しないのはバイク乗りじゃねえとか
確かにできそうなところから整備の経験を重ねて、1つ1つできることを増やすのもありだと思います。
ですが整備初心者で最初は走行に関係ないところを整備していても、いずれあれもこれもとなって走行に関係するところに手出しする可能性はゼロではないはずです。
道路は1人のものではありません。自分がすること全てに責任が付きまといます。
誰かの命を危険にさらすかもしれない行為に練習ってありですか?
そもそも整備ってどこまで完璧にできればゴールでしょうか。
私がここまで高い勉強代を払って、満足にできるようになったことは各消耗品の交換くらいです。
カスタマイズやチューニングをわかりもしない素人にホイホイ勧めるショップは別にして、整備は自分の目で見て信じたお店を頼りにするのが一番いいと思っています。
まとめ
ネットの知識だけで整備するのは全くおすすめしませんが、正しい場所で知識を身に着けることは今後のバイクライフを豊かにしてくれる最短ルートだと思います。
私も遠回りせずそうすればよかったと後悔していますから。
自分でできることが増えたらバイクを知ることができて楽しいでしょうし、トラブルの時も自分でリカバリーできるようになります。
ですが自分で行う整備は常にリスクが付きまといます。まして完全に一人で行うとミスや見落としに気付く確率も低くなります。
そういったときに近くで作業を見てくれるお店があれば安心です。
ここまで色々と言いましたが、
私が個人的に思うかっこいいバイク乗りは、自分のやろうとしていることがどんなリスクを含んでいてそれをどうすれば最大限に回避できるか考えられる人です。
以上です。